自分がリフォームをやってる会社に勤めているのに何言ってるんだと思われそうですが、リフォームのセールスって本当に対応が面倒くさい。
私の自宅のある場所は造成して40年超のいわゆる古い住宅街でして、わが家も含めどこを見わたしても築年の古い戸建てばかりなのです。まぁ、世代交代して新築に建て替えたり、空き家や貸家になったりしてる場所以外は元々の住民もかなり高齢化してる訳でして。そんな家のたくさんある所はある意味リフォーム業者に狙われやすいわけなんですよね〜。
たまーに同じ格好して同じ社員証つけたセールスマンが数名で自宅周辺の家をローラー作戦でセールスに回っているのも見た事あるし。ああいう業者って、イメージなのですが歩合制で人を雇い一気にセールスかけさせては契約取れたらラッキーみたいな商売してるんだろうなぁ…と思っています。なのでそこら辺をまわってる人達の中には商品知識や基礎知識の無い人もちょこちょこ見受けられる…。でも、男性と言うだけで信用されやすいと言う側面もあります。
私のほうがよっぽど知ってるもん!プンプン!!
…と自分が仕事してて思うこともあるのですが、人によっては女性だと信用されにくいジェンダーバイアスはまだまだ残っているんてすよね。(年々少しずつ改善しつつあるように思いますが)
私が勤めている会社もリフォームはするのですが、基本的にこっちからセールスをかけないんですよね。今まで何かしらのお仕事させてもらったお客様から依頼を受けるケースがほとんど。
だからこそ、リフォームの訪問セールスって本っっっ当に面倒くさい。
先日もやってきたのですよ。
「近所を工事してる者ですが、お宅の瓦、見たら悪い所がありますよ。ほら、写真見ます?」
…1番の難敵です。でも、私が在宅の時で良かった。
「あっ、すみませーーん。私、そういう関係の会社に勤めてるのでー。」
ほら、伝家の宝刀だよ。さっさと帰ってくれぃ。
「あ、そうなんすかー。でもホントに壊れてるんですよ?わかってます?」
な…なぬ!?引き下がらない!?
「へ…へぇ〜。」
「ホントに直しておかないとマズイですよー。ほら、写真見ます?」
こ…こいつ、なんて強メンタルなんだよ…。いやいや!負けてはならぬ!
「ホントに悪いんだったらウチの会社の懇意な瓦屋さんに見てもらうんで!すみませんね!」
は…はぁ…、やっとお引き取りいただいたよ…。
たった数分のやり取りなのに、なーんか疲れますよね。
そしてやたらと恐怖心を煽ってくる。それにつけ込まれる小心者の私。本当に良い物を勧めてくるのではなく、この人を焦らせる語り口が疲れるし腹が立つし面倒な原因なんでしょうねぇ…。
そして本当に瓦が心配になってきてしまった私は、近いうちに会社でお世話になってる瓦屋さんに相談しようかなぁ…と考え中なのでした。上下水道なら自分の知識に自信があるから揺らがないんだけど、専門外だとめっぽう弱いのでした…。