人畜無害日記

たまーに綴りたい、なんとなくの暮らしのこと。

苦手だったけど、楽しかったこと

私の苦手なもの、他の方のお子様(特に乳幼児)。

幼稚園でPTAやってる頃はそうでもなかった感があるので、きっと未就園児以下の子が特に苦手なんだろうと。

幼稚園の子などは、いっぱい話しかけてくれるのでひたすら聞きに徹したり、ダメなことは「あかんで~(当時は大阪在住)」なんて言ったり。それぞれの子にいろいろな世界観があって、一緒に遊んでてなかなか楽しかったのです。

 

でも、未就学・・・特に乳幼児はなぁ…。もう、その時期から離れすぎてて気後れしてしまうんでしょうかねぇ…。うん、やや苦手。

あ、だからと言って公共の場で不寛容なわけではありません。

距離感がいまいちつかめないので、遠くから温かく見守ってるだけなのです。

時々、病院の待合室などでは抱っこひも内の乳児さんが退屈しないように手持ちの小さいマスコットなどをひらひらさせて(触れるとまた衛生上よくないので、目で追って楽しんでもらうだけ)お相手させてもらうこともありますが。

 

そういうのではなくて。

この年にもなると、よくあるじゃないですか。

知り合いの方(友達ほど仲良くない)方が赤ちゃん生まれました~なんてお披露目してくれる・・・なんてシチュエーション。

 

これが一番困る。

陽キャ(?)の人などは「きゃー!かわいい~」とか言いつつササっと抱っこしたりなんかして。私からするとお…おぅ…となるのですよ。

まず、ちょっと前までコロナ禍だったし、触られるの嫌な方もいるし、うちの子は人見知り激しい系の子が多かったのもあって、抱っこでもしてご機嫌が悪くなったら申し訳ないし…と考えていたら、なかなか何も行動できない。

「あら~可愛いですね~」などと遠くから温かく見守るだけ。

…いいやんか、心から祝福と可愛いの念を送ってるんだから。

…こういうところが陰キャコミュ障なんだろうと自分でもつくづく思います、はい。

 

そんな性格の私なんだけど、数年間ずっと関わってたお子さんがいて。

娘の某習い事のコーチのお子さん。最初に会ったときはまだ3歳にもなってなかった・・・はず。練習に同伴して体育館でぽつんとしてたので、最初は「どこからとっつけばよいのやら…」と思案しつつも、私が当番の日はいろいろなグッズを持って行って。

折り紙、紙とペン、家に余ってるシールやノート、車に積んでる適当なぬいぐるみなど…。

遊びたいものの波長が合わない日はイマイチでしたが、なんだかんだでたくさん遊びました。

その子が特に気に入っていたのは、私がカバンにつけてた小さなぬいぐるみ2つで、私とその子が動かしてごっこ遊びをしたこと。時にはままごと、時にはおにごっこ・・・など、その子が納得いくまでずっとつきあいました。

 

時は流れ、その子も少しずつ練習に加わるようになったころ、その子に妹が誕生しました。ホカホカの乳児ちゃんはそれはそれはもう、某習い事の保護者みんなのアイドルになりました。生後半年にもなると、お世話をいつもしてくれる人・そうでない人とやや保護者の中でもえり好みをするようになった乳児様、1歳こえた今では遊んでほしい人のご指名をします。…当然、私は控え選手ですね。

 

だけど、ずっと遊んでた上の子は今でもなついててくれて。

ちょっと前、たまたま当時遊んでたぬいぐるみをその子が見たとき、言ってくれたんです。

「練習はじめるまえ、このぬいぐるみでずっと一緒に遊んでたね。楽しかった!」って。

いやぁ、こんな私でもその子にとっての楽しい思い出のひとかけらに思ってくれるなんて感無量ですわ…。

 

4月、その子は小学校に入学します。習い事の某スポーツも小さい体で頑張ってます。

わが子と同じチームメイトとしてだけでなく、心から応援しようと思ったのでした。