親子で焼肉屋さんに行くのが夢だったんです。…いやね、すたみな太郎というとってもリーズナブルな上に肉あり寿司ありラーメンありみたいな食べ放題の店じゃない焼肉屋さんね。しかし、コスト面とか移動距離とかの問題で行ったことがなかったんです。
そんなある時、子どものクラブの試合絡みで泊まりに行くことになったのです。ほぼ控えにも関わらず、チームのために一生懸命な娘ちゃんと、他きょうだいも色々頑張っているのでその慰労も兼ねて、旅先の牛角を予約しました。
なんと！初のちゃんとした焼肉屋さん(チェーン店だけど)。アレ食べて、コレ食べて、焼き加減の良いお肉を食べながらビールをいただいちゃったりして…(ホテルまでは徒歩なので)。夢が膨らみます。
そして迎えた当日。ドキドキワクワクの中お店へ。そして「好きなお肉を注文していいよ！」と子ども達へ。あぁ…なんてカッコいい言葉…。補足ですが当時GoToトラベルの関係で商品券をもらい、それを食事代に充てたのです。
次々と運ばれてくる、ツヤツヤしたお肉達。
さぁ、あとは楽しむだけ…
の、はずでした。
実際は焼けたお肉をどんどん子ども達のお皿に入れていく作業に終始追われました。長男と二人で、ピィピィと鳴くひな鳥に餌をせっせと運ぶ親鳥のごとく、ひたすら焼いては子どもの皿へ、焼いては子どもの皿へを繰り返していました。
鉄板奉行と言えば聞こえはいいのですが、実際は肉をあまり食べる間もなく焼いていた気が…。ビールもいただいたのですが、余裕を持って楽しむなんて状況ではなかったですねぇ…。でも、子ども達が大満足だったのでOKです。
その後もリベンジで地元のチェーン焼肉店に行ったのですが、やっぱり鉄板奉行になってしまう…。
そこで気づいてしまうのです。
自宅のホットプレート焼肉の方が楽だと。
自宅の方がなんとなく余裕があるのです。鉄板奉行には変わりないのですが、何故かまだ余裕がある。それは、肉足りなくなる→注文する→肉が運ばれる、の時間的ロスがないからなのかもしれません。あと、お店の焼き網より取りやすいから焼けたら勝手にとってくれるから、もあるのかなぁ…。
とりあえず、もう当分はおうち焼肉がいいな…。
