前回(↓)の続き。
少しずつ、ある1匹鹿に近づいていきます。すると、ベビーカステラの匂いを嗅ぎつけたのか、ふんふんと鼻を動かしながら寄ってきました。さぁ、お楽しみタイムだと次男がワクワクしていると、鹿の方が仕掛けるのが早かった。ベビーカステラの袋めがけていただきますと口をあんぐり開け始めたので、慌てて鹿の口の届かない所に袋を避けます。丸ごと一気にやられたら大変です。鹿の速さにうろたえながら、次男はベビーカステラをひとつ取り出します。
「えっえっ、これどうやってあげたらいいの？」
鹿のプレッシャーにすっかりパニック状態です。
「小さくちぎって地面に投げてみ？」
ようやく初めての餌やりが成功しました。仲間が餌にありつけたのを察知したのか、1匹また1匹と鹿がやってきます。増えていく鹿にドキドキしつつ、子ども達はベビーカステラを手に、段々と鹿の誘導が上手くなっていきます。そうして戯れること数分。
次男が数匹の鹿を引き連れこちらに戻ってきます。顔はひきつり笑いです。
「もう無理〜、鹿怖い〜」
どうやら数匹の鹿に追いかけ回され鼻でつつかれたそうな。そんなこんなで下3人の初めての鹿との対決は終わりました。
動物園のヤギなどにキャベツをあげるよりもスリリングだった事でしょう。なんせ柵がないからね。
長男は4年前小学校の修学旅行で体験した事あるので、終始余裕の表情でした。
きょうだいで同じ事を体験すること、そして思い出を共有する事。下の娘達は宮島行きは乗り気ではなかったのですが、最後はすっかり楽しんでもらえたようで…。
子ども達の嬉しそうな表情で幸せを噛みしめつつ、夕方から約3時間のドライブを頑張りましたとさ。…相当疲れて眠かったけどね…。
あ、あと旅行のお土産と言えばコレですよね。
木製の刀( ￣▽￣)
刀はいいけどまた背景の悪い所で写真撮ってしまったね(-_-;)
次男の宝物になりましたとさ。
めでたしめでたし。
