人畜無害日記

たまーに綴りたい、なんとなくの暮らしのこと。

推しの美容師さん

昔からコミュ障ゆえに美容室難民だった私が齢40歳にして初めて『行きつけのお店の担当の美容師さん』を見つける事ができました。

 

どうして今までみつけられなかったのか、そして何故今更見つける事ができたのか、漠然としていて自分でも説明できるかわからないのですが、とりあえず考えていきたいと思います。

 

まず、『美容室』って言うだけで敷居が高いようなイメージがありました。最近は特にですが、まずは予約をしないといけない。初めてのお店に電話をする勇気が必要です。勇気を振り絞って予約をして、いざお店へ。キラキラした美容師さんに導かれ、椅子に座る。正面の大きな鏡に映る自分は酷く醜く思える。カットしながら話題にのぼるのは流行りの俳優さんやドラマなど。母親業を始めた頃の私には無縁の世界で、話題にも世間にも置いていかれていたような気がしてしまった。

 

ある時は小さいお店で年上の女性が担当だった事もあった。落ち着けるかなぁ…と思ってみたものの、話題はいまいち噛み合わず、「お子さんはパパがみられてるんですか?」といつも聞かれるのがなんとなく辛くなり、徐々に足が遠のいていった。

 

若い男性の美容師さんもなんとなく苦手だった。話題もみつからないし、そのお店のインテリアはコンクリート打ちっぱなしで、洗練されていると言えばそうだが、なんだか全てが冷たく見えてしまった。

 

自分の落ち着く美容室がみつからない。それでも髪は伸びていく。かと言って格安カットのお店に行くのも躊躇っていた。そんな時、ホットペッパーでお店を探していたら、とある店が目についた。自宅からの近さとネット予約の手軽さに惹かれ、一度行ってみる事にした。

落ち着きのあるインテリアにホッとしつつその日担当してくれた美容師さんと話し始める。その方は私よりひとまわりくらい年下の若い男性美容師さんでした。なのに、不思議な事に気後れするような気分はしなかった。その方は小学生の甥っ子さんがいるらしく、子持ちの私と共通の話題を作ってくれた。

ネット予約の手軽さ、美容師さんの気さくさ、店内の他スタッフの方を含めた雰囲気。

あぁ…なんだか落ち着くし、「いつもの感じで」でカットしてくれる心地よさ。

 

私の行きつけのお店と担当の美容師さんがようやくみつかりました。

できる事ならこのお店がずっと快適なお店であるように応援したい。担当さんも楽しくお仕事できるように応援したい。…とは言え忙しいのもあって2ヶ月に一度くらいしか通えてないのですが、これからも微力ながら応援し続けていこうと思います。