どうも。
このタイトルからして「さてはコロナに感染したな」と思われた方。残念でした。
妖精が同音異義語である陽性の隠語としてしばしば使われるようになり、ツイッター界では妖精の絵文字でコロナを表現することが多いのですが、今回の話は別の話です。
本当に妖精ちゃんと化してしまったお話です。
もう、1年以上前の話なのですが。仕事上の身バレ情報になるかなぁとためらっていたネタなのですが、今日ふと思い出したので。
私の仕事はざっくり言うと建設業なので、もちろん道路を掘って工事する事もありまして。その際は地下に埋まっている物の位置やら種類を工事前に関係各所に確認する作業と言うのがあります。
コレを怠ると、たまーにありますよね、掘る際にうっかり水道管をブッ壊してしまい道路から水が吹き出すとか、ああいうのが起こる訳です。
んで、とあーる工事の際、そこには水道管・ガス管・電力会社の電線・N○Tの通信線と地下埋設全部盛りで埋まっておりました。
その関係各所のご担当者様を呼び出して現地で具体的にどのへんに埋まってるか打ち合わせなどするのでございます。
んで、何度も何度も足を運ぶのもアレなので、ある日ある時間に全部の業者を一同に集めて現地打ち合わせをする事にしました。
待ち合わせ時間の10分前、私が現地着。
…すでに水道とガス担当者は来てるんですねぇ…。しょっちゅう会ってる方なので、私の中ではもうマブダチです(嘘)。ちゃちゃっと手慣れた感じで話が進みます。そこにN○Tの方も合流、時刻は待ち合わせ時間ちょうどくらい。なんやかんや5分くらい話して打ち合わせも無事終了し、各々業者さん達は帰っていきました。
ここでとある事に気づきます。
あれ？まだ某電力会社さんが来てないぞ。
時間はちょっと過ぎたんだけど…。
その時、某電力会社らしき車が現地のちょっと離れた場所に停車しました。
あの人かな？でも、こっちに向かってこないなぁ…。現地で仁王立ちしている私には目もくれずどこかへウロウロと行っています。別件で来た人かな？…と思いつつもその人を観察していると、どうも挙動不審。何かを探している様子でウロウロ、キョロキョロ。
いい加減に打ち合わせの当人かと思い始め、声をかけようと思った矢先、その人は電話をかけ始めました。
…イヤーな予感が…。
その人が電話をかけて間もなく、私の会社から電話がかかってきました。「現地に来たけど見当たらないそうです」って。
やはり貴殿でござったか！！！！
…と私から「あの〜、現地打ち合わせの…」と声をかけ、ようやく「ああ！」となり無事打ち合わせが出来ました。
コレの原因はね、やはり建設業あるあるなのですが、性別によるバイアスがかかってしまうせいだと思うんですね。現地にオバサンが立っていても、この人が地下埋設物の打ち合わせをする人とは全く思っていない。仕方ないとは思いつつもちょっと傷つくんですよね。一応、ある程度ちゃんと業務をこなしていて現場もきちんとわかってるのに、ハナから相手にされないって言うのはね、やっぱりシュンとなります。
それにしても鮮やかなスルーでした。
今までで1番鮮やかにスルーされました。
全く視界に入っていないのかな？くらいの勢いがありました。
あ、私、人から見えなくなったのかな？
妖精にでもなったのかな？
そうかそうか、私は妖精だからこの電力会社のお兄さんに見えてないんだな。
私、フェアリーちゃんになっちゃったんだ！！
うふふふふ、あはははは〜(キショい)
みたいな気持ちになったのでした。
その後、そのお兄さんとは会う機会がないままです。そもそも田舎では電線ってあんまり道路に埋まってないから打ち合わせの頻度がめちゃくちゃ低いのよねぇ…。
今度会ったら関西のオバちゃん風に図々しく話しかけてやろうと意気込んでいるのでした。
