最近料理の事ばっかりですが、懲りずにお付き合いくださると嬉しいです。
毎日暑いのは暑いですが、料理するのがイヤイヤ期はどうやら少し落ち着いてきたみたいです。
暑くなり始めと仕事の忙しさと、長女ちゃんの習い事関連で頭の痛い懸案事項があったためか、心に余裕が無かったのが原因だったようです。もろもろ落ち着くとようやくスーパーで色々な食材を見ても前向きな気分になりました。
今日は連子鯛の煮付けにしようと決めたものの、副菜は何にしようかなぁとスーパーをぐるぐるし、夏野菜で旬のピーマンをチョイス。こんにゃくときんぴら風にしようと買って帰りました。
そして調理している時に、ある事に気づきました。
どっちも醤油味になっちゃった…。
こういうのが地味に気になっちゃうんです。
自分の中での献立決め(頭に余裕がある時ver.)では、なるべく同じ味かぶりのものは避けてるのです。
例えば…
煮付けの副菜はサラダか和え物とか、炒め物の副菜は小鉢的な野菜の煮物っぽいのとか、天ぷらの副菜は酢の物とか。
まぁ、これは頭に余裕のある時の場合なので、もっと雑な時は炒め物に冷奴だけとか、煮物に買ってきた浅漬けだけとか、なかなかの手抜き料理も多々あります。
ですが今日は割と頭がまだスッキリしていたのにも関わらずこの失態。
でも、ここでふと思います。
日本に古来からある調味料で料理をしたら、どのみち塩味と醤油味と味噌味の三択やん
と。
そう、昔もきっと醤油味のおかずくらいかぶっていたに違いない、だってまだ諸外国の様々な調味料なんてなかったんだもん。
醤油味の中でもお出汁が鰹なのか昆布なのか、はたまた肉類のお出汁なのかで味は何通りにも広がりますし、味噌とひと言に言っても地方地方で様々な味噌があるし。
そうやって昔の人は工夫して美味しい料理を作ってきたんだろうなぁ…なんて考えつつ、ふたつのおかずを作り上げました。
実際、連子鯛の煮付けは臭みとりの生姜が一緒に煮込んであるし、そして連子鯛の出汁の旨味が煮汁に溶け込んでいる。
一方ピーマンのきんぴら風はまずごま油で炒めているため少しごま油の風味も残しつつ、顆粒だしも入れているためほのかに鰹風味もあります。
同じ砂糖、醤油、みりんの3点セットで調理したけど、仕上がりの味はそれぞれ違う。
さらに言うと、私の家族の中で醤油かぶりを気にしている人は居ないし、結果オーライだったのかもなぁ…なんて思いました。
…それにしても、結局醤油味で煮物っぽいものがわが子達には好評なんだよね…。
醤油かぶりとか気にせずに煮物作れば良いやん…と思ってしまう夜なのでした…。