生きていたら恥のひとつやふたつくらいどうって事ないと常日頃から思っている私なのですが、今回ばっかりはかなり凹むような大恥をかいてしまう事になってしまいました。
事件の始まりは一昨日のこと。色々あってちょっとストレスが多かったためか、深酒をしてしまいました。翌朝二日酔いはしていなかったものの、なんとなくどよ〜んとした感じ。とりあえず朝の支度をしていたら、ある事に気づきました。
手がむくんでるなぁ…と。
私は毎日つけている800円の指輪があり、一応中指と薬指兼用で使っていたのですが、その日は中指につけようとしたのです。
うわ…指がむくんでるからいつもよりキツいな…。
ここで薬指にしておけばよかったと、その後数十時間も苦しむ事になるとは、この時の私は知る由もなく。
そして日中ずっと過ごしたあと、ある事に気づくのです。
指輪…キツ過ぎない?中指がむくんだまま治らないし…。
そこで指輪を外そうとしました。んでも取れません。
いやいやいや、こういう時は石鹸とかオイルとか使えばいいやとまだ慌てる様子のない私。
午後に帰宅し自宅で外そうと試みます。
…
…
…
ダメだ、外れねぇ…。
石鹸とかで滑りを良くしても、そもそもむくんだ指が引っかかっているので物理的に無理なのです。マッサージでむくみを逃そうとしても指輪が締め付けてるせいでうまくいきません。
ここで事の重大さに気づいた私。
『指輪 外れない』『指輪 切る 道具 ホームセンター』など、必死に調べ始めます。
YouTubeの外す動画を見てみたり、自宅のニッパーで切ろうとしてみたり。
それでも指輪は外れません。
YouTubeの動画の最後にこう言っていました。
「どうしても外れない場合は消防署で切ってもらいましょう」
さ…さすがに消防署に行くのはためらわれます。なぜかと言うとね、仕事柄たまーに消防署に行くのよ。その時に「あっ…この間の指輪外れないバカだ…」と思われるかもしれないとか思うとどうしても足が進まないのです。
まぁ、一晩経ったらむくみが取れるかもしれないし!
そうやって現実逃避して寝ました。(オイ)
そして翌朝、つまり今朝。
指輪が取れて見事薬指につけ替えれた〜!
…という夢を見ました。
我にかえって指を見ました。
はい、ダメでした。
指輪がつっかえになって、むくみは全く取れません。
絶望しましたが、ついに決心します。
…仕事帰りに消防署へ行こう…。
夕方、最寄りの消防署へ電話をしました。
私「あ…あの…抜けなくなった指輪を切ってくれると聞いたんですが…」
消「あ、はい。出来るのは出来ますが、あの…うちは切ったものを復元は出来ないので、切った後のことは宝石店などにご相談してもらいますが…」
それを聞いた私の心境
(は???抜けなくなったのに消防署でそんなクレームつけたヤツがいままでにいたんだろうか…。なんてふてぶてしい!)
私「あ、いえ、指輪はもうどうでもいいので、とにかく切ってもらえたら大丈夫です。」
消「ふっ(ちょい笑われた)。あーわかりました。では今から来られるのですね?場所わかります?何分くらいで来られます?」
私「場所わかりますー(時々仕事で来てるからね)、はい、5~10分で行きますので…。」
そして、消防署に行って、住所氏名を書き、3人がかりで手厚くもてなされ、専用の工具で切り切りしてもらいましたとさ。
は…恥だ…。なんて情けない…。
帰りも終始お手数おかけしましてすみません、ありがとうございますと低姿勢で消防署をあとにしました。
指輪、安物だからどうでも良かったと言うわけではない(デザインはめちゃくちゃ気に入ってた)のですが、昨日が自分にとって節目の日だったので、バカな事したのはおいておいたとしても、区切りとして新しいものに変えてもいいのかな…と思いまして。機会があればまた良いのを買おう…。
そして今度からは絶対に無理はしない。
むくみ、ダメ、絶対⁝( ‘ᾥ’ )⁝
はぁ…それにしても恥ずかしかった…。